こんにちは、アートフラワーギフト専門店「メリアルーム」の水谷です。
２月も明日で終わり。明るい時間が長くなり、日中も暖かい日が増えてきましたね♪ますます春が待ち遠しくなってきた本日ご紹介するのは、アートフラワーとの意外な組み合わせのひとつ「ミシン」についてです。
お花屋さんに業務用ミシン！？
私たちメリアルームスタッフは、ギフト制作に必要なアートフラワーに囲まれて日々お仕事をしているのですが、実はアトリエ内にはアートフラワー以外にもさまざまな資材があります。中でもご覧になった業者様や新入社員が最も驚くのが大きな業務用のミシンです。
学生時代に家庭科の授業でミシンを使われた方や、ご自宅でお母様がお使いになられていた姿を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらがメリアルームのアトリエ内にある業務用のミシン本体です。床からミシンの上部までの高さは約１６０ｃｍ。背の高い女性スタッフの身長と同じくらいの大きなミシンです。
専用の糸は、家庭用ミシン糸の３倍程の大きさ（巻）で、一度にセットできる数もなんと１０色！現在ご提供しているギフト商品では、白とブルーの２色の糸を使用しておりますが、今後はカラフルな刺繍も導入する予定ですのでご期待くださいませ。
ミシン研修の合格者が専任スタッフに
メリアルームでは、お客様からご注文をいただいてから、お一つずつハンドメイドで制作に入ります。大切なご注文をしっかりと責任をもってお届けする為にも、ミシンを操作できるのはわずか数名のみ！事前に操作研修を受け、合格したスタッフのみがミシンを操作しています。
ミシンの大きさよりも驚かれるのが、こちらのタッチパネルです。昨年の導入時は、私をはじめスタッフ全員が「タッチパネルなの！？」と声を揃えて驚いた程です。
ミシンを使用する際はこのようにタッチパネルの操作やパソコンでのデータ作成も必要な為、研修は２週間～４週間ほど時間をかけて行っています。
花×ミシン（刺繍）はアートフラワーならでは
メリアルームでは２０１７年から、アートフラワーギフトのデザインとして刺繍を取り入れました。まだまだ知名度の低いアートフラワーですが、年々その品質は向上し、いわゆる「造花」というイメージ領域を超えて美しく上質なものへと日々進化しています。
アートフラワーの品質アップに合わせて、元々メリアルームのサービスとしてご提供していた「名前入れ」も進化する時なのではないか・・・デザイナーがそう考え始めてから昨年のミシン導入に至るまで約２年を要しました。
まずは、業務用ミシンメーカーの下調べ。刺繍にかかる時間の調査や価格、糸の数に作業性。そして大きなミシンを置くスペースの確保などなど想像していた以上に時間がかかるものでした。そのため、商品化が実現し、始めて刺繍アイテムのオーダーが入った時の嬉しさは本当に昨日のことのようです。
人気商品「プロポーズボックス」の刺繍
こちらは「プロポーズボックス」の外ぶたにイニシャルの刺繍をしている様子です。オーダーをいただいた後、①パソコンで刺繍データを作成し、②タッチパネルで刺繍する位置を決め、③いざ刺繍へ。
ハート型の外ぶたに刺繍が終わると、ミシン担当スタッフから制作スタッフの手へ渡ります。そこで、ボックス本体と組み合わせてフラワーアレンジメントを入れられるボックスが完成します。
このように、ボックスのフタに刺繍をして組み立てる工程もメリアルームのアトリエ内で行う為、業者さんには大変驚かれます。これも、手先の器用な職人スタッフが揃うメリアルームだからこそできることと自覚し、責任感を持ってオーダー制作をしています。
人気No.１商品「バラ」の花びらにも刺繍
現在メリアルームでご提供しているアートフラワーギフトの中でも、本日ご紹介したミシンを使用して刺繍しているアイテムは４つ。
◆【写真左】メッセージフラワー赤バラ１本（名前刺繍入り）
◆【写真中央】プロポーズボックス ピンクハート / ホワイトハート
◆【写真右】シンデレラのガラスの靴 プリンセスローズ ※冬限定アイテム
◆【写真なし】花束風メッセージフラワー 赤バラ（名前刺繍入り）
１本の赤いバラとシンデレラのガラスの靴では、バラの花びらに「To Eriko（えりこへ）」等の刺繍を施しています。また、プロポーズボックスでは外ぶたにイニシャルを刺繍し、内ぶたには「I Love You」や「Happy Birthday」等のメッセージが刺繍できます。クリスマスシーズンには「Merry Xmas」のメッセージ刺繍が人気でした。
このように、メリアルームでは生花やプリザーブドフラワーでは実現が難しい【アートフラワー】と【異素材】の組み合わせに挑戦しています。本日ご紹介した業務用ミシンを使った「名入れ刺繍」もその一つです。枯れない花アートフラワーならではの魅力の探求はまだまだ続きます♪