メリアルーム, 商品紹介

【スタッフインタビュー】商品企画編~第2回「全てハンドメイド!職人技の制作風景を大公開」


こんにちは、アートフラワーギフト専門店「メリアルーム」のコンシェルジュ木村です。メリアルームでは、プロポーズ・記念日・誕生日プレゼントに贈る専用のフラワーギフト会社です。

ずっと枯れずに飾れるアートフラワーを使用し、花にサプライズ&感動の仕掛けを込めてハンドメイドで制作、自社インターネットサイトで販売し、東京から全国へお届けしております。

第1回のスタッフインタビュー【商品企画編~第1回:LoveBookの原点“本型”のサプライズボックス誕生秘話】に続き、今回もメリアルーム流《サプライズ&感動の仕掛け》のプロポーズ方法を生み出すデザイナー集団「商品企画チーム」にインタビューしました!

桜の花
桜が咲く春の季節は「出会い」と「転機」などがキーワードになる、特別な季節ですよね。きっとこの季節は思い出深いエピソードを、皆さまお持ちかと思います。

そんなドキドキやワクワクを感じる春にプロポーズをご検討の方、または桜に思い出のあるカップル、季節にかかわらず“やさしいピンク色”のイメージにピッタリなお相手様などへオススメなのが、プロポーズ専用ギフトの「Love Book -桜・Sakura-」です♪

Love Book

今回のインタビューでは、LoveBookの制作ポイントだけでなく、繊細なデザインやそのイメージをハンドメイドで作り上げる職人技もお伝えさせていただきます。どうぞ最後までお読みください♥

 

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第1回「LoveBookの原点“本型”のサプライズボックス誕生秘話」

第2回「全てハンドメイド!職人技の制作風景を大公開」←今ココ

第3回「ピンク花の贈りかた」

 

お花のプレゼントと手紙

第1回インタビューでは、フラワーギフトとしては珍しい「ブック型(本型)」のフラワーギフトを生み出したキッカケをご紹介しました☆プロポーズとしては新たな試みである「参加型プロポーズ」という、お相手様と一緒にドキドキを楽しんでいただくフラワーギフトを誕生させました。

そして、第1回のインタビューでは「LoveBook専属フローリスト」に新たなメンバーが加わり、高度で繊細な技術が必要とされる制作方法が受け継がれました。

今回は、新たなLoveBook専属フローリストの山口にインタビューをしましたので、詳しくご紹介させていただきます!

 


▼山口さん、本日はよろしくお願いいたします。はじめに、メリアルームでされているお仕事内容を教えていただけますか?

—–こちらこそ、よろしくお願いいたします。メリアルームの商品制作担当の山口です。お客様から承ったオーダー内容の下準備~制作~仕上げまでを行っています。

制作を担当している商品は「メッセージローズ1本の赤バラ」「12本の赤バラの花束」「プロポーズボックス」といった、大人気の“赤バラ”を使用しているモデルです。

赤いバラ▲メッセージローズ1本の赤バラ

 

▼LoveBookは専属フローリストの馬場さんがいますが、山口さんは様々な商品を担当されているのですね!どのような経緯で選出されたのですか?

—–はじめは、先ほど紹介した赤バラを使用した商品を主に担当していました。LoveBookの担当になったキッカケは、私の前職がアートフラワー制作であったからだと聞いています。

以前はアートフラワーを使用して、オーダーメイドのヘッドドレスなどをハンドメイドしていました。メリアルーム商品のように、花材と他の装飾と組み合わせる繊細な作業を行っていたので、細かな装飾品が多く散りばめられているLoveBook制作に携わることとなりました。

ヘッドドレス

 

▼アートフラワーの経験が豊富なため、担当することになったのですね☆以前のインタビューで「技術」だけでなく、商品の「歴史(背景)」も伝えていく特別な方法を伺いました。山口さんも、そのように教えていただきましたか?

—–はい、そのように教えていただきました。商品の制作方法だけではなく、このデザインになったキッカケ・経緯などのストーリーを丁寧に教えていただきました。どのような想いから生まれた商品なのかが、とてもよく分かり勉強になりました!

どうしてこのデザインなっているのかには全て理由がありました。例えば、2匹の蝶は“出会う”ように“飛んでくる”ようなイメージなのです。

ラブブック桜

周りに散らされている金箔はキラキラさせている装飾ではなく、「蝶が飛んできた跡」とイメージして貼り付けます。

配置や向きが“美しく見える”ポジションであるのは当たり前で、それ以上に商品としてのストーリーや、お客様への想いが沢山つまっていることを知りました。これらの想いを意識しながらレクチャーを受けることで、制作時に迷わなくなりました。

 

▼聞かないと知ることのできない企画者の熱い想いと繊細なデザインになりますね!その想いを引き継いでLoveBookを仕上げるまでには、どのくらい時間がかかりますか?

—–以前のインタビュー記事【スタッフインタビュー】商品企画編~第2回:オールハンドメイド!職人技の制作風景を大公開でもご紹介があったと思いますが、LoveBookの制作時間は約1時間半~2時間です。

サマーリングに比べ工程数は少ないのですが、桜の下準備と組み立てが細かく難しい作業になります。

<LoveBook-Sakura-の作業手順>
1.桜パーツの下準備
2.桜の組み立て、貼り付け
3.大きな装飾品の貼り付け
4.メッセージ・名前の貼り付け
5.細かな装飾品の貼り付け

 

▼やはりLoveBookが完成するまでには、とても時間がかかりますね…!大きく分け5工程ありましたが、ポイントを教えていただけますか?

—–大事なところを、まとめてお伝えしたいと思います♪

1.桜パーツの下準備

LoveBook

複数の桜の花材を1つずつ枝から外し、アーチのグラデーションを組むために色の仕分けをします。枝から外した桜は、さらに「萼(ガク)」を取り分けて使用できる花材かも検品しています。まずは、商品の要となる桜の選定をする丁寧な作業からスタートですね。

 

2.桜の組み立て、貼り付け

下準備(1.)が完了したら、Bookに桜を貼り付けていきます。この時のポイントは、桜が綺麗に見える「角度や向き」に気を付けることです。

“飛び出す絵本”のように立体的な桜のアーチを作るので、どこから見ても美しい姿を意識しています。この「アーチ」をかたどる土台も、ハンドメイドで私たちが組み立てているんですよ!

 

3.大きな装飾品の貼り付け

LoveBook

桜のアーチに装飾する、蝶のオブジェ・フェイクの指輪・ゴールドチェーンなどを留めていきます。この装飾品は、全てメリアルーム仕様に自社で更に装飾を加えています。

例えば、蝶のオブジェには「ブルー」と「ピンク」のストーンを付けて、カップルになるようにしていたり、フェイクの指輪はダイヤとリングの組み立てから行っていたりします。

 

4.メッセージ・名前の貼り付け

お客様より承った「お二人のお名前やお日付」を、Bookに貼り付けていきます。お二人のお名前がブックに刻まれることで一点物になるこの作業は、とても緊張感があります。貼り付けのバランスや位置を間違えてしまうと代えがきかない…ということもあり、より集中力が必要です。

 

5.細かな装飾品の貼り付け

桜のアーチ、装飾留め、お名前の貼り付けを終えると、最後に細かな装飾を施し仕上げていきます。細かな装飾とは、桜のアーチ周辺で輝く「金箔」や「ラインストーン」の貼り付けで、とても繊細な作業になります。

この装飾はフェイクの指輪に向かって、蝶が飛んでいく「跡」を演出しています。桜のバランスやサイズに個体差があるため、ハンドメイドの強みを活かした表現ができる魅力になります。

 

▼下準備や装飾へのこだわりを今回もたくさん聞けました!山口さんが制作する時のこだわりを教えていただけますか?

—–たくさん魅力をお伝えできて良かったです!私が制作するときに意識していることは、お花が“美しい”と感じるように貼り付けることです。桜を貼り付けるときに角度や向きだけでなく、土台のアーチが見えないように気を付けています。

こうすることにより「どの向きから見ても美しい」商品が完成します。

桜の花材は、生花のように1輪ずつカタチとサイズが異なります。これらをアーチに添って貼り付けるときに、お花によって高さが出たり潰れてしまったりしないように気を付けています。

綺麗なグラデーションになる花選びから、並んだサイズ感のバランスも大事になってきます。作業工程1.の仕分けは、Bookの開閉にかかわる重要な作業です。どのサイズでどの色の桜をどこへ貼り付けるか、をイメージしながら貼り付けていきます。

 


私たちが一目見て「素敵だなあ♪」と思うデザインは、このような技術と装飾へのこだわりから計算された美しさだったのですね!山口さん、どうもありがとうございました。

今回は、Love Book -桜・Sakura-の制作工程と、細やかな装飾や技術について詳しく伺いました☆見ただけでは知ることのできない、どうしてこのデザインなのか。を知ることができました。LoveBookの素材・装飾品には、使用している意味とストーリーが込められていましたね♥

制作風景(イメージ)

次回は、春だけが「桜」じゃない!ピンク花の贈りかたについてご紹介します。演出方法やメリアルームのフラワーコンシェルジュが対応してきたお客様エピソードなど、みなさまが気になる情報もお届けいたします。どうぞお楽しみに♪