メリアルーム, 商品紹介

【スタッフインタビュー】商品企画編~第1回:LoveBookの原点“本型”のサプライズボックス誕生秘話


こんにちは、アートフラワーギフト専門店「メリアルーム」のコンシェルジュ木村です。メリアルームでは、プロポーズ・記念日・誕生日プレゼントに贈る枯れない花をハンドメイドで制作し、自社インターネットサイトで販売、東京から全国へお届けしております。

引き続くコロナ禍で、インターネットからお買い物をされる機会がとても増えましたよね。はじめは抵抗のあった“ネット注文”も生活に浸透し、今となっては当たり前に利用されています。

私たちの周りには今まで以上に様々なモノが溢れ、自ら探さずとも沢山の情報が手に入るようになりました。代わりに、直接店舗へ足を運び接客を受ける機会が減り、私たちの買い物は画面を眺めながら全て“一人”で黙々と決めなければなりません。

今回のコンシェルジュブログでは、スタッフインタビューと題して、メリアルームのものづくり&おもてなしサービスを支える「なかのひとたち」をご紹介し、そのようなインターネット買い物の疑問・不安を少しでも解消していただければと思います。

 

~第1弾スタッフインタビューは、コチラ
~第2弾スタッフインタビューは、コチラ
~第3弾スタッフインタビューは、コチラ

 

スタッフインタビュー第4弾となる今回は、第2弾のスタッフインタビューでご紹介した2人に加え、新たに制作スタッフ1名を加えたフローリスト集団「LoveBookチーム」にインタビューしました。

制作風景(イメージ)

メリアルームのフラワーギフトの中で、最も使用している材料や装飾数が多い「LoveBook(ラブブック)シリーズ」。本型の箱を開けてからプロポーズに至るまでのストーリー仕立てのフラワーアレンジが見どころですが…

今回は“なぜブック(本型)”になったのか、一から企画をした“ブック型”のプロポーズフラワーの誕生秘話など、全3回に渡って魅力をお伝えしていきたいと思います。どうぞ最後までお読みください☆

 

第1回「LoveBookの原点“本型”のサプライズボックス誕生秘話」←今ココ

第2回「全てハンドメイド!職人技の制作風景を大公開」

第3回「ピンク花の贈りかた」

 

 

メリアルームの「LoveBook(ラブブック)」は、愛するカップル二人が出会ってから、プロポーズに辿り着くまでのこれまでの日々を「1つの物語」として本にまとめて演出できるよう企画した「プロポーズ専用フラワーギフト」です。

LoveBookには、3つの季節“春・夏・冬”に合わせてモデルを用意しています。今回のインタビュー第4段では、3つの季節の中でも最初に誕生した初代ラブブック「LoveBook -桜・Sakura-」について掘り下げていきます!本日は、ラブブックの原点であるブック型(本型)誕生までのエピソードをデザイナーにインタビューしていきます。

春限定商品「ラブブック桜」

▼デザイナーの井手さん、今回もよろしくお願いいたします。今回はLoveBook「桜(春)」についてのインタビューです!早速ですが、「ブック(本型)」のフラワーギフトを思いついたキッカケを教えてください。

—–こちらこそ、今回もよろしくお願いします!私の仕事内容については、第二弾「Love Book-summer ring‐(サマーリング)」にて詳しく紹介させていただきましたので、割愛します。

今回も紹介させていただく「LoveBookシリーズ」は、私が“サプライズとは何か!?”を追及していく中で生み出した、新しいプロポーズ方法になります。ラブブックは当初、ポケットや鞄に入れやすい「カード型」のギフトを模索しながらアイディアが始まり、そこから持ち運びやすい・サプライズ性のあるギフトとは?を考えていく中で誕生しました。

電球を持った人

キッカケは、弊社スタッフである商品企画担当の森田が、スタッフのお誕生日にサプライズで用意した“バースデーカード”です。アートフラワーで装飾された可愛いカードを見た時に「コレだ☆」と感じました!

その後、デザイン企画を重ねていく中で、アートフラワーの強みである立体感のあるデザインを活かせて、且つ普段あまり手紙を贈らない男性が「カード型(手紙)」というストレートな形に躊躇してしまわないよう、小説や単行本などで親しみのある本型の中に手紙を差し込むスタイルへ変化させていきました。

 

手紙

▼メリアルーム恒例のスタッフへの手作りサプライズが、元になっていたのですね☆メッセージカード案からブック型になることでページをめくる演出がドキドキを盛り上げる、Lovebookならではの新しいサプライズ方法が生まれました。

—–そうなんです!
メッセージカードのような開いたときに“グッと”くる大きなサプライズは魅力的なのですが、ブック型はページをめくるたびに少しずつドキドキが盛り上がっていき、昂る気持ちを抑えた二人を“パァ~”っと最終ページで解き放つ演出が魅力です。

プロポーズをするお相手の女性に「Lovebookを手に取って、こんな気持ちになって欲しいなー」と妄想しながら、デザインを考えていきました。

<井手が考える★妄想プロポーズ劇場>

表紙を見て・・「ティファニーブルーが、超かわいい♥」
鍵に気づいて・・「この鍵どう使うんだろう?ワクワク☆」
1ページを開いて・・「愛の本」だと知りドキドキ!
2ページを開いて・・「彼からのサプライズ♥メッセージにキュン」
南京錠を見つけて・・「どんな仕掛け?!期待が最高潮☆」
3ページを開いて・・「立体的な桜のアーチが!心震えたタイミングでプロポーズ」

プロポーズにラブブックを選ばれたお客様全員が、このように段階的にドキドキが溢れるロマンチック・プロポーズを実現できるよう、何度も改良を繰り返しながら、私の中で納得のいく演出方法を完成させました。

 

▼井手さんの妄想が具現化されたプロポーズアイテムですね♪こだわりポイントが沢山あると思いますが、いくつか教えてもらえますか?

—–沢山ありすぎるので、Lovebookだからこそ!の2点をご紹介しますね。

 

<ブック型の専用ボックス>

ブックという名が付いている通り、このフラワーギフトのボックスは「紙製」です。本型のボックスに貼り付ける紙質は、とても慎重に選びました。

ラブブック桜(表紙)

女性に親しみのあるティファニーブルーを基調とした淡いブルーへのこだわり、その色に負けない高級感を出すために、パールがかった紙質を選定し私のイメージに近づけました。

 

<鍵と南京錠のサプライズ>

第二弾「Love Book-summer ring‐(サマーリング)」にて少しお話をしましたが、メリアルーム流プロポーズといえば「Marry me?チャーム」を使用した演出になります。この方法を活かしながらも新たなプロポーズを提供したい、と生まれたのが、“参加型演出”です。

LoveBook

いわゆる「箱パカ」は、贈り主がお相手様の前で指輪の入った箱を“パカっ”と開けることで成立する、王道プロポーズです。この方法を、贈り主様が隣にいながら、お相手様ご自身が全て行うのが「参加型」プロポーズです。

リボンをほどく、ページをめくる、南京錠を開ける…全てをお相手様が行うので、彼女の気持ちが整う一番欲しい状態でプロポーズ演出が叶うアイテムになります。

 

ページを開く瞬間
▼一般的にプロポーズは贈り主様主導なので、このラブブックの”参加型”は新鮮ですね。一つひとつのアクション全てに意味のあるラブブックは作りも細かく繊細です、完成まで特に苦労した所はどこですか?

—–はい、確かに細かな作品なので苦労は沢山ありましたが(笑)、しいて選ぶのであれば、ブック型ボックスのスタイルを決定後、私の妄想を叶える本型のボックスを完成させるまでが1番苦労しました。

皆さん馴染みのある本型であるので、本物の本のようにページをめくる方が殆どかと思いますが、このラブブックは「ページをめくる」行動一つひとつに拘った演出をつけています。

箱いっぱいの桜アレンジ

<井手のこだわりポイント>

①紙質に南京錠の仕掛ける耐久性
②ボックスに収める立体感な桜デザイン
③デザインに合わせた非対称な本の厚み

これら3つを叶える箱を作りたいと考えたとき、私の難題な要望に、首を縦に振ってくださる箱屋さんがいませんでした。そんな中でも「…やってみます!」と前向き検討してくださる箱屋さんと出逢え、何度も打ち合わせと試作を繰り返し数か月かけて完成することができました。

 


ダイヤモンドパウダーと蝶々のラインストーン

メリアルームのフラワーギフトをご選定いただくお客様のほとんどは、「プロポーズで渡すギフト」としてご利用いただいています。

プロポーズ(=結婚)をしよう!と決意した素敵な女性に出逢えたということは、本当に奇跡です。私たち作り手はその奇跡を想いながら、日々心を込めて制作しています。

プロポーズというかけがえのない瞬間を忘れずに、いつまでも当初の気持ちを鮮明に閉じ込めておける夢のようなフラワーギフトが「Lovebook」です。

今までの想い出から、これから歩まれるお二人の未来が、ずっと笑顔で続きますように。ページをめくる皆さまを想像しながら完成したプロポーズフラワーです。

メリアルームお花のロゴ

 

井手さん、どうもありがとうございました!

この初代Lovebookは、以前にご紹介した「ローズベアー」「プリンセス・ローズ」よりも前に誕生している歴史あるフラワーギフトです。

メリアルームの商品といえば“メッセージローズ”や“プロポーズボックス”など「バラ」をイメージされる方が多いです。これらは、スタイリッシュで贈り主様が想像するプロポーズシーンに添ったロマンチックな演出が叶えられる人気商品です。

そのような中で、お相手様が自らプロポーズまで進んでいく新しい演出タイプのフラワーギフトが、“6年”も前から誕生していたことに驚きました!

love book

今回は、LoveBook -桜・Sakura-が生まれるキッカケと、メリアルームとして新しいプロポーズ演出が生まれた貴重な経緯を詳しくご紹介しました♪

次回は、Lovebook専属の作り手として新たに加わったフローリスト・山口について、新人ならではの新たな視点を加えながら制作風景をご紹介します。どうぞお楽しみに♥