こんにちは、アートフラワーギフト専門店「メリアルーム」の今村です。いよいよ、来週末はクリスマスを迎えますね。子供のころサンタクロースがやってくるのを心待ちにしていたのを今でも覚えています。
さて、クリスマスのイメージだと「クリスマス=恋人の日」という恋人と過ごすイメージが強いと思いますが、それって世界の国々も同じなのでしょうか。もしかしたら、日本だけが違うかもしれません。本日は世界のクリスマス事情をご紹介します。
そもそもクリスマスとは?
まず初めに、「クリスマス」とはどんな日なのかを思い出してみましょう。「プレゼント交換をする日」、「サンタクロースが来る日」、「恋人と過ごす日」など様々なイメージを抱かれていることと思います。
そもそもクリスマスとは、イエスキリストの誕生を祝う日です。このブログを書くにあたり、私自身も「あ~そうだった!」と思いだしました。もともとはイエスキリストのお誕生日でしたね。それが長い年月と世界各国の文化や宗教によって、少しずつ変化して現代の習慣が築き上げられています。
日本のクリスマス習慣
日本でのクリスマスは、家族と過ごすよりも「恋人と過ごす」ことが定着しているイメージがありませんか?なぜ恋人と過ごす日(イベント)=クリスマスとなったのか、それはメディアが大きく関わっているのです。
1980年代以降、日本では経済を活性化させる為に「クリスマスは恋人と」というキャッチコピーでホテル業界や飲食店がPRを始めました。その背景には、当時のドラマや映画が影響しているといわれているそうです。
人気の俳優陣を起用したドラマでは、クリスマスは恋人と過ごすことがロマンチックであると打ち出され、ワイドショー番組や新聞・雑誌などでもこぞって「恋人の日=クリスマス」と報道されるようになりました。それが、現代のイメージにつながっているのですね。
もちろん、家族や友達とクリスマスを過ごす方もいらっしゃいます。フライドチキンやクリスマスケーキを食卓に並べるのが定番ですが、実はそのクリスマスケーキは日本だけというのはご存知でしたか。これもまた経済情勢がカギとなっているのです。
1922年に「ぺこちゃん」でお馴染みの不二家が初めてクリスマス用のデコレーションされたケーキを販売したことが始まりだそうです。100年近くも前のできごとだなんて本当に驚きです。すっかり定番となったクリスマスケーキ。真っ白い雪をイメージとしたショートケーキや丸太のチョコレートロールケーキは現代でも様々な世代から愛されています。
各国のクリスマス習慣
では世界のクリスマスの過ごし方はどのようなものなのでしょうか。実は海外でのクリスマスは、家族と自宅で日過ごすのが一般的です。プレゼント交換をしたり、気持ちをこめたお手紙やクリスマスカードを交換したり、各国特徴の料理を食べながら楽しんだり…世界の国々で様々な習慣があります。
一部ではございますが、各国のクリスマスの習慣を紹介させていただきます。
1.アメリカ
アメリカのクリスマスは、恋人と二人きりで過ごす日本と異なって家族と共に日過ごすのが一般的です。アメリカでも、クリスマスは一年の一最大イベントですので、クリスマスに欠かせない七面鳥やローストチキンを囲んで家族と共に過ごします。また、アメリカではクリスマスケーキではなく、アップルパイやパンプキンパイを自宅で焼いてもてなすことが主流だそうです。
また、クリスマスが近づくにつれて11月から本物のもみの木に飾り付けすることも多いのだとか。クリスマスの観光スポットとしても知られているニューヨークのロックフェラーセンターやホワイトハウスに巨大なツリーが設置され、毎年多くの人々が見物に訪れています。
2.韓国
日本のすぐお隣りにある韓国のクリスマスは、日本と大きな違いはありません。韓国はカトリックやプロテスタントを信仰する国民が日本より多いこともあり、毎年25日はイエス・キリストの誕生日として祝日になり、子供から大人までプレゼントと共にクリスマスカードなどを書いて贈る習慣が定着しています。
もちろん自分の気持ちを直接言葉で伝えるのもいいのですが、形に残るお手紙やメッセージカードとして伝えても、相手様には大変うれしい思い出になるでしょう。
3.オーストラリア
オーストラリアは南半球にある国の為、クリスマスの季節が夏にあたります。トナカイが引いたソリではなく、半袖や半ズボン姿のサンタクロースがサーフボードに乗ってやってくるというのが有名です!これは南国ハワイ(アメリカ)も同様。
多くの人は、家族や親族で集まってプレゼントとクリスマスカードを交換します。クリスマスの料理は、海辺でバーベキューや冷たいシーフードを楽しみ、食べて飲んで過ごすというのがオーストラリア風のクリスマスの過ごし方なのです。
4.メキシコ
国民の8割以上がカトリック信者というメキシコのクリスマスは、12月16日~1月6日まで「Navidad(ナビダー)」と呼ばれる日本よりもクリスマス期間が長く、一年でもっとも大切な行事です。
クリスマスをイメージするお花といえば赤い”ポインセチア”ですが、実は、そのポインセチアの原産国がメキシコだというのはご存知でしたか。ナビダーの時期になると街は真っ赤に彩られます。ミサでお祈りを終えたあとは大勢でお酒をふるまい、1月6日の最終日には子供たちのもとにクリスマスプレゼントがやってくるのはメキシコ風クリスマスです。
いかがでしたでしょうか。日本では、当たり前のように恋人とのイベントだと思っていたクリスマスでしたが、世界では自宅で家族とのんびり過ごしたり、プレゼントと共にクリスマスカードやメッセージカードを贈ったり、日本とだいぶ異なるクリスマスの習慣に驚きですね!
世界各国で様々な過ごし方があるクリスマス。共通している点は、「大切な人と一緒に過ごす」ということです。
日本と世界が大きく異なる点は、クリスマスカード(お手紙)を贈る習慣がないということ、今年のクリスマスは、日頃の愛や感謝の気持ちを、形に残るお手紙やクリスマスカードとして贈ってみませんか?
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